こんにちは。
安曇野にしやま整骨院の西山です。
いつまでも改善しない肩こり
それは顎関節に問題があるかもしれません。
なぜなら、顎関節と頸椎、肩回りの筋肉は密接な関係があるからです。
本記事では
なぜ顎関節が肩こりの原因になるのか
セルフチェックの方法について記載いたします。
顎関節と頸との関係とは
顎関節は顎の骨(下顎骨)が頭の骨(上顎)に2つ関節を持つ、特殊な関節です。
よって、顎関節が正しく働くためには、頭蓋骨が頸椎の上にまっすぐ乗り、正しい位置を維持しなくてはなりません。
正しい位置にある事により、頭蓋骨を支える頸の筋肉(後頭下筋群、胸鎖乳突筋、僧帽筋等)と、顎を動かす筋肉(咀嚼筋、舌骨筋群等)の緊張バランスが保たれ、安定するのです。
しかしながら、猫背、ストレートネック等の不良姿勢では頭蓋骨が前方に突き出た状態となります。
すると、頭を支える筋肉と、顎を動かす筋肉の緊張バランスが崩れ、顎を開こうとする力が働くようになります。
この力に抗うように、顎を閉じる(噛みしめる)筋肉と頸椎を支える筋肉が常に緊張せねばならず、かたくなっていきます。
噛みしめる筋肉が緊張した状態で日常生活を送るうちに、顎はバランスの崩れた運動が習慣化して負担が蓄積し、顎の痛みが生じます。(進行すれば顎関節症)
しかしながら、進行途中では顎関節は無症状の事が多く気づかないまま筋肉は緊張し、顎ではない部位、例えば肩こりや頭痛、歯ぎしり等の症状として表れる事があるのです。
顎関節のセルフチェック
鏡の前に立ちます。
まずはできる限り口を開いてみましょう。
この時、指が3本入らなければ、問題ありです。
次に
両手の中指を左右の耳の穴の前方に置きます。
このまま、顎を開いてみましょう。
この時、上の歯に対し下の歯、顎先がどちらかにズレたり、顎が鳴るようであれば、問題ありです。
また、
側頭部の頭痛や夜中に歯ぎしり等をしている兆候等
上記の症状が確認されたら、顎に問題がある可能性が疑われます。
まずは骨や筋肉の専門家に確認してもらいましょう。
同時に、ご自身でもできる下記について実践してみてください。
顎の筋肉(咀嚼筋)のマッサージ
顎に問題がある場合、噛みしめるための筋肉(咀嚼筋)が硬くなっている場合が多いです。
そこで、側頭部、顎まわりの筋肉をほぐすよう心掛けましょう。
オーラルリハ
正常な顎関節の運動が行えるよう、顎の使い方の再教育を行います。
特に、長期間誤った顎の使い方をしていた場合、そのパターンが習慣化しているため、
よほど意識しないと難しいのです。
具体的な方法は下記の動画を参照ください。
正しい姿勢を意識し、両方の顎を均等に使う。
先述したように、猫背になると頚と頭、顎関節の位置関係が崩れ、再び不調は再発します。
正しい姿勢が予防のためには大切です。
また、食事の際にテレビを見ながら食べたり、頬杖をついたりといった誤った日常動作も顎を歪ませる原因となるので注意しましょう。
まとめ
- 肩こりや頭痛、歯ぎしりは顎関節に問題がある可能性がある
- 顎関節の問題は、姿勢や日常の誤った使い方で生じる
いかがだったでしょうか。
顎は自覚症状が出にくいため、
意外と盲点になりやすいと思います。
本記事をきっかけに、今一度お身体の状態に意識を向けて頂けたらと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(^-^)
参考文献
1)カイロプラクティックテクニック教本
2)姿勢の教科書
*本記事は一般の方にもご理解頂ける事を趣旨としているため、医学的には適切でない表現が含まれている場合がありますが、予めご了承ください。
西山 伸夫
痛みと姿勢治療の専門家
ダイエット・メンタルトレーナー
安曇野にしやま整骨院 院長
柔道整復師 修士(健康科学)
安曇野市 穂高の整骨院
腰痛 肩こり 不調の原因を特定し
骨盤、姿勢矯正で根本改善
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http://azumino-nishiyama.com