花粉症と腸内環境の関係性:乳酸菌と食物繊維の重要性

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こんにちは。安曇野にしやま整骨院の西山です。

花粉症の季節が近づくと、多くの人々がその症状に悩まされます。しかし、最近の研究により、花粉症と腸内環境の関連性が明らかになり、特に乳酸菌と食物繊維の摂取の重要性が注目されています。

花粉症と腸内フローラ

「Microbiome and Allergy: New Insights and Perspectives」という研究では、腸内フローラの変化がアレルギー反応に影響を及ぼすことが指摘されています。

また、「Gut Microbiota and Allergic Disease. New Insights」の研究は、子供のアレルギーの増加と生後早期の腸内フローラの変化の関連性を示しており、腸内フローラ由来の短鎖脂肪酸がアレルギーから保護する効果があることを示しています1)2)

これらの研究は、腸内環境が全体的な免疫機能に重要な役割を果たしていることを示しており、特に花粉症のようなアレルギー疾患において、そのバランスが重要であることを示唆しています。

乳酸菌と食物繊維の重要性

腸内環境を改善するためには、乳酸菌や食物繊維の摂取が非常に効果的です。乳酸菌は善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整えることで、アレルギー反応を抑制する可能性があります。

一方で、食物繊維は腸内で発酵され、免疫系に有益な短鎖脂肪酸を生成します。これらの短鎖脂肪酸は、局所的な免疫反応だけでなく、全身の免疫バランスにも影響を与える可能性があります。

具体的な対策方法

  1. 乳酸菌を含む食品の積極的な摂取:漬物、キムチ、ミソなどの発酵食品は乳酸菌を豊富に含んでいます。日々の食事にこれらを取り入れることで、腸内環境の改善が期待できます。
  2. 食物繊維の豊富な食事:野菜、果物、全粒穀物、豆類など、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取しましょう。これらは腸内の善玉菌を増やし、健康な腸内環境を促進します。
  3. プロバイオティクスとプレバイオティクスの組み合わせ:プロバイオティクス(乳酸菌などの善玉菌)とプレバイオティクス(善玉菌の栄養源となる食物繊維)を組み合わせることで、腸内環境の改善効果を高めることができます。

まとめ

花粉症の季節は、通常の対策に加えて、腸内環境にも注意を払うことが重要です。乳酸菌と食物繊維を積極的に摂取し、腸内環境の健康を保つことで、花粉症の症状緩和につながるかもしれません。

いかがだったでしょうか。

腸内環境は一日で出来上がる訳ではありません。花粉症が本格化する前からの体質改善を、コツコツとすすめていきましょう。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(^-^)

参考文献
1)Zubeldia-Varela, E., Barker-Tejeda, T. C., Obeso, D., Villaseñor, A., Barber, D., & Pérez-Gordo, M. (2022).
論文名: “Microbiome and Allergy: New Insights and Perspectives”
掲載雑誌: Journal of Investigational Allergology and Clinical Immunology, 32(5), 327-344.
出版年: 2022.
2)Gut Microbiota and Allergic Disease: New Insights – PubMed
掲載雑誌: Annals of Allergy, Asthma & Immunology, 2018.

*本記事は一般の方にもご理解頂ける事を趣旨としているため、医学的には適切でない表現が含まれている場合がありますが、予めご了承ください。

西山 伸夫
安曇野にしやま整骨院 院長 
柔道整復師 修士(健康科学)
痛みと姿勢治療の専門家

安曇野市 穂高の整骨院
腰痛 肩こり 不調の原因を特定し、
日常動作と姿勢の矯正で根本改善を目指す。

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