痛くて病院に行って、患部に電気や湿布、痛み止めによる治療したけど良くならない・・・
そのような悩みで当院に来院される患者さんは非常に多いです。
では、なぜ消炎剤や患部への電気だけでは、痛みが改善しないのでしょうか?
それは、痛みの原因を特定するという、正しい評価、治療ができなかったためです。
本記事では、その内容をお伝えいたします。
痛みの根本原因の評価とは?
肩こりや腰痛等、症状がある時はその周りの筋肉が硬くなりますね。
しかしこれは「結果」であり「原因」ではありません。
ここの評価をせず、結果だけに治療を行えば、当然症状は再発するわけです。
では、肩こり、頭痛を例にあげます。
肩こり頭痛のある患者さんは、頸~肩までの筋肉がとても硬くなりますね。
じゃあ、なぜ頸~肩までの筋肉がかたくなるのでしょうか。
多くの場合、頭の骨と頸椎との関節がかたく、動かなくなっている事に原因があります。
筋肉というのは関節が動かなくなると、それに付随して硬くなる性質があるのです。
では、なぜ関節が硬くなったのでしょうか。
それは、猫背やストレートネックによって、頭の重みが頸椎に負荷として
かかり続けた事が原因かもしれません。
ではなぜ猫背やストレートネックになるかというと、
背骨の土台である骨盤が歪み、正しく保持できていないからです。
ではなぜ骨盤が歪むのかというと、
骨盤を支えるインナーマッスルが弱くなっているからです。
ではなぜインナーマッスルが弱くなっているかというと、
日常生活で足を組む等、インナーマッスルを使っていない生活習慣を送っていたからです。

痛みやコリを根本から改善するための、治療の順番
上記で述べたように、 肩こり頭痛と言っても、非常に多くの要素が 根底に隠れています。
このような症例に対し、 湿布 を貼ったりマッサージやを行うというのは、ただ結果として表れている症状に「フタをしている」事になり、薬の効果が切れれば再発するのは当然ですよね。
よって、大切なのは、
①痛みやコリ等、不調を出している患部を特定
②その患部に負担をかけている姿勢や動作を評価
③歪んだ骨格を矯正し、負担のかからない構造を取り戻す
④正しい骨格が維持できるよう、インナーマッスルを鍛える
⑤インナーマッスルの低下や患部に負担をかけないような、日常動作と正しい姿勢を「患者自身が実践できるようになる」
以上の事が改善できた時、初めて真の根本治療ができた
と私は考えています。
おわりに
いかがだったでしょうか。
痛みやコリでは、実に多くの要素が根底にある事がお分かり頂けたかと思います。
しかし、これら全ての原因を特定し、適切に指導する事は、並大抵ではありません。
ひとえに正しい姿勢と言っても、自分ひとりではまず難しいと思います。それは、それが正しいかどうかのプロによる客観的な評価がどうしても必要だからです。
自己流→事故流になりかねません。
私は臨床経験を通じて、ずっとこれらの事を研究し、実践し続けてきたため、確信をもって日々評価、施術、指導を行っております。
ご自身だけで悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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西山 伸夫
安曇野にしやま整骨院院長
柔道整復師、修士(健康科学)
痛み改善・姿勢アドバイザー
ディマティーニ・メソッドファシリテーター
パーソナルヘルス・コンサルタント
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