現代の生活環境やライフスタイルの影響で、不良姿勢による慢性的な痛みやコリ、痛みや不定愁訴で悩まされている方が多くなっています。そのような中、当院ではインナーマッスルトレーニングEMS（Electrical Muscle Stimulation）と水素吸引療法の併用を推進しております。
なぜなら、不良姿勢やストレス、生活の中でさらされる有害物質に対し、自身の健康を守るためにはこの２つの施術が必要不可欠であると感じているためです。今回は、インナーマッスルトレーニングEMSと水素吸引療法を同時に行うメリットについて、深掘りしていきます。
1. 筋肉の緊張がほぐれ、血流が改善されることで施術効果が高まる
筋肉の緊張が緩和されることは、施術の効果を最大限に引き出すために非常に重要です。インナーマッスルトレーニングEMSは、主に深層筋肉にアプローチして筋肉を効率的に鍛える手法です。
インナーマッスルがしっかりと働かない状態では、体は外側の筋肉（アウターマッスル）を用いて支えようとし、その結果として筋肉の緊張が高まります。
一方、水素吸引療法は副交感神経を優位にし、血流を改善する効果があることが知られています。副交感神経が優位になることでリラックス状態が促進され、体全体の血流が良くなるだけでなく、筋肉の緊張も緩和されます。
インナーマッスルトレーニングEMSと水素吸引療法を併用することで、インナーマッスルへの刺激がより深部にまで届きやすくなるため、施術やトレーニングの効果がさらに高まります。
2. 正しい姿勢を保ちやすくなる
姿勢の改善には、インナーマッスルの働きが欠かせません。インナーマッスルが正しく機能することで、内臓を支え、骨盤を適切な位置に保持することができます。このようにして、体の中心部分が安定することで、全身のバランスが取りやすくなり、正しい姿勢が自然に維持できるようになります。
また、水素吸引療法によって血管内に入った水素は、その分子の小ささから脳血管関門を通過し、脳にまで行き届きます。それにより、姿勢等のバランスを司る中脳の機能が改善し、バランス能力の向上が報告されています。姿勢を正しく保つことは、日常生活における疲れや不調の予防にもつながります。インナーマッスルのトレーニングに水素吸引を組み合わせることで、姿勢改善に必要な脳のバランス機能も向上し、正しい姿勢が自然と保たれやすくなるのです。
3. 生活習慣病や肥満の予防・改善効果
インナーマッスルトレーニングEMSおよび水素吸引療法には、健康ホルモンや「やせホルモン」として知られるアディポネクチンの分泌を促進する作用があります。アディポネクチンには、血糖値を下げたり脂肪の燃焼を促進したりする効果があり、血管を健康に保つ役割も果たします。アディポネクチンの分泌が増えることは、生活習慣病や肥満の予防、改善に大きく貢献します。
また、インナーマッスルトレーニングEMSは、筋肉量を増やすだけでなく、代謝を向上させる働きがあり、エネルギー消費を高める効果があります。さらに水素吸引療法により体内の酸化ストレスを抑えることで、代謝を正常化し、太りにくい体質づくりをサポートします。これにより、長期的な健康増進と体質改善が期待できます。
4. ミトコンドリアの量と質が向上し、健康長寿に貢献
ミトコンドリアは、細胞内でエネルギーを生産する役割を担っており、健康維持や長寿に欠かせない存在です。さらに、ミトコンドリアの状態は寿命を左右する要因の一つであるテロメアの長さにも影響すると言われています。インナーマッスルトレーニングEMSによって、インナーマッスルを鍛えることで、ミトコンドリアの量が増加し、エネルギー生産効率が向上します。
一方、水素吸引療法は、活性酸素を除去し、ミトコンドリアの質を高めることができるため、ミトコンドリアの機能を保護します。これにより、エネルギー効率がさらにアップし、全身の代謝が改善されると同時に、疲れにくく、冷えにくい健康な体を維持することが可能になります。インナーマッスルの強化でミトコンドリアの量を増やし、水素吸引療法でその質を高めることによって、より若々しく、健康的な身体を保つことができるのです。
5. 結果としての冷え改善や若々しさの維持
インナーマッスルトレーニングEMSと水素吸引療法の組み合わせにより、筋肉が効率的に働き、血流が改善されることで、冷え症の改善にもつながります。冷えは、代謝やホルモンバランスにも影響を及ぼすため、放置すると体調不良の原因となることが多いです。インナーマッスルの強化と水素吸引による血流改善によって、全身の循環が良くなり、冷え症が軽減されます。
さらに、血流改善による酸素供給の向上や、ミトコンドリアの質の向上によって、肌や髪の質が良くなり、若々しさが維持されやすくなります。冷えにくく、疲れにくい体を手に入れることで、生活の質が向上し、健康で活力ある日々を送ることが可能です。
6.スポーツパフォーマンスをより高める
スポーツを行う上で重要なのは、インナーマッスルを機能させる事です。インナーマッスルが機能する事で、身体の軸は安定し、運動を行うためのアウターマッスルがリラックスした状態を作る事ができ、いざという時に本来のパワーが発揮できます。一方、姿勢やバランスを安定させ、筋肉へ指令を出すのは脳です。水素吸引は身体に蓄積した疲労物質を取り除くとともに、脳の機能を活性化させることで、スポーツパフォーマンスを向上させます。
まとめ
インナーマッスルトレーニングEMSと水素吸引療法は、それぞれが持つ効果を掛け合わせることで、健康と美に対する効果を高めることができます。
筋肉の緊張緩和や血流改善により、深層のインナーマッスルまでしっかりと刺激が届きやすくなり、トレーニングや施術の効果がさらに向上します。
さらに、姿勢改善、生活習慣病や肥満の予防、冷えの改善や若々しさの維持、スポーツパフォーマンスの向上といった幅広い健康メリットが期待でき、日々の生活の質を向上させるために理想的なアプローチと考えております。
＊本記事は一般の方にもご理解頂ける事を趣旨としているため、医学的には適切でない表現が含まれている場合がありますが、予めご了承ください。
西山 伸夫
安曇野にしやま整骨院 院長
柔道整復師 修士（健康科学）
痛みと姿勢治療の専門家
安曇野市 穂高の整骨院
腰痛 肩こり 不調の原因を特定し、
日常動作と姿勢の矯正で根本改善を目指す。
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